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算数の文章問題を楽しく学ぼう。
投稿:2019年9月12日

「分かる」とは、「考える」とは。

文章を音読する宿題はよくありますが、ただの発声練習になっていませんか?子どもがストレスをため込んでしまう時間になっていませんか?スラスラと読めるようになっても、その意味を「分かっているかどうか」「理解しているかどうか」は別問題です。言葉・文章を理解しているかどうかは、絵図として描かせてみると分かりますので確認してくださいね。(またはどんぐり式の先生に相談しましょう。)

糸山泰造先生代表のどんぐり倶楽部ホームページより引用(→どんぐり倶楽部HP

以下引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

「読める」とは発音できると言うこと
「分かる」とは発音からイメージしたものを見ることが出来ると言うこと
「考える」とはイメージしたものを頭の中で移動変形させることが出来ると言うこと
※頭の中でのイメージの移動変形は、人間が出来る最速の反応です。ですから、時間的にはゆっくり考えていても実際に処理されている内容(イメージの移動変形)は複雑で多様です。そして、これらのイメージの移動変形の中から状況にあった(設問にあった)解決方法(答え)を選択するのです。
……………………………………………………………………………………………
●人間の思考過程は上記のようになっています。ところが、多くの人は言葉を知っていれば「分かる」と思い込んでいます。ですから、いつまでたっても考える力の養成ができないのです。
●人はイメージで考えているのに、伝達手段の中心は言葉となっています。そこで、言葉そのもので伝えたいことが伝わると勘違いしているのです。ところが、実は言葉はイメージを導くキッカケでしかありません。ですから、このこと(言葉のトリガー理論)に気付かない限り、「伝える力・理解する力・考える力」を養成することはできないのです。つまり、「言葉のトリガー理論」を知らなければ「正しい教育」はできない(不可能である)ということです。
このことは小学生にでも15分もあれば理解させることが出来ます。先日行ったフジテレビの依頼による公開授業の様子を下記に載せておきますので参考にして下さい。

……………………………………………………………………………………………
「リンゴとリンコ」
……………………………………………………………………………………………
私 :リンゴとリンコって分かりますか?
生徒:???
私 :リンゴは分かりますが、リンコは分かりませんね。どうして分からないのかな?読めるよね。発音できるよね。なのに、どうして分からないのかな。では、リンコをリンゴの隣で口を閉じて微笑んでいるお魚さんだとします。さて、リンゴとリンコって分かりますか?……分かりますね。
生徒:うん。
私 :どうしてでしょう。ついさっきまで分からなかったことが、今は分かっていますね。どうしてでしょうか。
生徒:教えてもらったから。
生徒:説明してもらったから。
生徒:言葉の意味が分かったから。
生徒:今は知ってるから。
私 :うん、そうだね。じゃあ、今、みんなが言ったことはどういうことかな?
生徒:?……。
私 :イメージできるようになったということですね。言葉からイメージを引っ張ってきて頭の中で見ることができるようになったからだね。『見える=分かる』なんだねぇ。では、見えたものを描いておきましょう。

(※リンゴとリンコの絵)
私 :この分かったことを描いておくということが大事なんですよ。どうしてかというと、この分かったことを使って『考える』からです。今は2つだけですから絵を描いておかなくても大丈夫でしょうが、どんな場合にでも考えられるように必ず絵を描くようにします。描いたかな?
生徒:もうちょっと。
生徒:描いた。
私 :はい、じゃあ今度は目を閉じて。リンゴとリンコが見えますか?
生徒:はい。
私 :では、聞きますよ。リンゴとリンコって分かりますか?
全員:は~い。
私 :どうしてかな?
全員:見えるからです。頭の中で絵が。
私 :そう!『見える』と『分かる』って同じ事なんだね。
生徒:え?あ、そうか。うん、そうだね。
私 :さて、目を開けて。この絵を見てね。今度は『考える』とはどういうことかを体験するよ。
生徒:考える?
私 :そう、考える。『考える』ってどういうことだろう。
生徒:どういうって、考えるってのは考えることじゃないの?
私 :じゃあ、聞くよ。絵を見てるんだよ。リンコがリンゴを食べるには、どうすればいいでしょうか?この絵を見て、この絵を見て。
生徒:口を開ければいいんじゃないの?
私 :その通り!
生徒:何だ簡単じゃない。
私 :そう。とっても簡単なんだ。でも、それが『考える』ってこと。いいかい。今、ココに描いてある絵を見ながら、その絵を変形させてどうすれば問題が解決できるか、つまりリンコがリンゴを食べることができるか答えを見つけただろ?それが『考える』ってことなんだなぁ。絵にしてみるね。
(※リンコがリンゴを食べる絵)

私 :こんな感じかな。いいかい、今みんなは、頭の中で絵を動かしたんだね。イメージを変形させたんだね。このこと、つまり、頭の中でイメージを変形させることが『考える』ってことなんだ。だから、考えるって事がイメージを変形させることって分かれば誰にでも簡単にできるんだなぁ。だから考える力のない人なんていないんだよ。誰にだってできることなんだよ。しかも、どんな勉強でも同じなんだ。考える方法はこれだけ。<後略>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用はここまで

上記内容を説明した時の子ども達のお絵描き

糸山先生は引用の後半で「考える力のない人なんていないんだよ。誰にだってできることなんだよ。」と言われています。それをさらりと当たり前のように言われているところに感激しました。私は子ども達の算数文章問題の絵を見て、「素敵な絵だね」「なるほど、こういう考えもあるね」等と言うことがあります。褒めて育てる必要があるからではありません。本当にそう思うから言うのです。それはどんぐり倶楽部の「良質の算数文章問題」を子どもと一緒にやってみると分かります。

だけど、中には「こんな素晴らしい力を持っているのに使えていない」「もったいない」と思うことがあります。遅れてはいけないと焦って、まずはテストの点数を上げようとパターンの詰め込みに走っている例もありますね。お子さんが発達障害と言われて、文章を理解する力を持っていないのではないか、考える力をもっていないのではないかと心配されていませんか?当事業所で、どんぐり問題がはじめての子によく読み聞かせている問題を以下に紹介します。お絵描きのつもりでお子さんと一緒に楽しんでみて下さい。

<0MX60>おじいちゃんの くるまには たいやが 6こ ついています。おとうさんの くるまには 5こついています。おかあさんの くるまには おじいちゃんの くるまに ついている はんぶんの かずの たいやが ついています。 では 3にんの くるまの たいやの かずは ぜんぶで なんこかな。

※「はんぶん」の意味理解が十分でないと、絵図として描き起こすことが出来ません。そんな場合は、お子さんの日常生活の中での「はんぶん」な出来事に、そっと言葉(=はんぶん)を添えてあげて下さい。実体験と言葉をリンクさせるイメージです。「教えられている」と悟られないように、何気ない自然な雑談を意識してみると良いと思います。

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